Traditional Japanese Calligrapher                                




黒い墨を用いながら
光をはらむ書がある。

シュプリッターエコー

         さくら サクラ 櫻 sakura

  サクラって文字に現すと多様ですよね。

  桜、櫻、さくら、サクラ、sakura

  日本人って、それぞれにイメージを抱くことができますよね。

  そんな、日本人なら誰もが抱いている、文字、言葉のニュアンスを、

  書道で書作品として生み出すのが、bireiの書です。

  21世紀の書作品を生み出す・・・を使命としています。




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菱の実ギャラリー2010 1/8〜2/8


 


 

森繁さん震災詩:書の作品に 教え子亡くした神戸の書家

作品を鑑賞する森繁建さん(右端)と小阪さん(左端)=神戸市中央区で2010年1月9日、重石岳史撮影

作品を鑑賞する森繁建さん(右端)と小阪さん(左端)=神戸市中央区で2010年1月9日、重石岳史撮影

 我を育てし兵庫の里よ、友よ−−。

俳優の故・森繁久弥さんが阪神大震災(95年1月)直後、地元紙に寄せた詩を題材に、神戸市須磨区の書家、小阪美鈴さんが作品を制作した。小阪さんは震災で教え子を亡くしたが、森繁さんの詩に何度も励まされたという。

 9日には、森繁さんの次男建(たつる)さん(67)が神戸を訪れて作品を鑑賞、「震災に心を痛めた父の気持ちを見事に表現してくれた」と語った。

 震災では、書道教室で教えていた小学2年女児が倒壊家屋の下敷きになり亡くなった。上達すると屈託のない笑顔で喜ぶ子どもだった。命のはかなさを思い、ふさぎ込んだ。

 数日後、少年時代を兵庫県西宮市で過ごした森繁さんの詩が、神戸新聞に掲載された。

 「我を育てし兵庫の里よ、友よ/(中略)紅梅のこの赤の そら怖(おそ)ろしげな/腕さすり 頬(ほお)つねる 昨日今日/兄等の無事を どう祈るや その術(すべ)もなき/雲流る 六甲よ」

 「深い悲しみと慈愛に満ちたメッセージだ」と受け止めた。何度も読み返し、立ち直るきっかけとなった。

 何度か作品にしようと考えたが「まだ未熟」と思いとどまった。

昨年11月、森繁さんの訃報(ふほう)に接し、制作を決意。建さんからも「父も光栄だと思う」と快諾を受けた。無心で筆を握り、約100枚書き直し、全紙(縦約1.4メートル、横70センチ)など5枚を使って完成させた。作品を見た建さんは「素晴らしい。天国にいる父も間違いなく喜んでいる」と語った。

 建さんによると、森繁さんは震災当時、新聞やテレビを食い入るように見て、被災地の友人のことを心配していたという。小阪さんは「被災者は今も心の傷が癒えないが、たくましく生きている。震災を風化させないため、書家として表現し続けたい」と話した。

 作品は神戸市中央区西町の三菱UFJ信託銀行神戸ビルショーウインドーで、2月8日まで展示する。【重石岳史】

2010年1月10日  毎日新聞記事より

 
 

 森繁久彌先生のお言葉・メッセージをお借りして「震災の記憶」を発表させて頂き、今までにない反響がありました。

多くの方に立ち止まって読んでいただき、書家冥利でございました。

ある方からの手紙を引用させていただきます。

「今までは地震に怒りと悲しみを強く表現しているような文字表現もありましたが、今回は心が落ち着き、優しさを感じました。
遠くに居て何もしてあげられないというやさしい思いが文字に宿っているように思いました。」

これからも言葉に魂を託し、「黒い墨を用いながら、光を孕む書がある」 の評論を身上とし、新たな表現を目指します!

ご高覧賜りありがとうございました。

そして見えざる大いなる力に感謝!

 

 
 ドナルド・キーン氏 文化勲章受賞
  文化勲章2008

御受賞おめでとうございます
 

2006年4月21日 コロンビア大学にて  キーン先生と 
  
 ー光栄なるニューヨークの一日ー
 パフォーマンス 2007
サローネ・デル・ロト at 本門寺 

書ART posted by (C)MISUZU
 
 

日本国憲法前文より

小阪美鈴                     

アルファベット…いうまでもなく、ABCのことである。今からここで語るのはこの英語圏の文字列のことなのだが、しかしきょうだけは何か別の適切な呼 び方はないものだろうかと思うのだ。できればABCに精神性の味付けをして例えば「聖アルファベット」だとか、ついでに神秘性も少しは加えて「聖フェニキ ア文字」だとか。書家・小阪美鈴が英語を墨書した軸作品「BELIEVE」をここでこのように論じるにあたっては(小阪美鈴 書展 2008年1月5日 10日 神戸・TOR GALLERY)。
 冒険である。間違いなく評価が分かれる作品である。小阪にしても、依頼者からの切実な要請がなかったなら、おそらくおいそれと踏み入ることのできなかっ た領域である。BELIEVE(信じる)。七つのアルファベットを縦に墨書して、軸装にした。二重の格闘があった。まず字形そのものが墨になじまないとい うこと。そして横書きが習わしの書き方を無理やりに縦書きにするということ。だが仕上げられた書は、あたかも塔のようにそこに立った。むしろ漢字やかなよ りも凛と立った。信じる、という魂の意志表示がまぶしいくらい現れた。ブッダの聖なる心を体したストゥーパのように。

 伏線はあった。小阪はかなり前に「LET IT BE」(レット・イット・ビー)という作品を発表している。ザ・ビートルズの名盤から採ったモチーフだが、それは一瞬の噴火のように紙の上に現れた。ポー ル・マッカートニーの宗教的な内なるビジョンに根ざしたこの歌は、不思議なくらい東洋の知恵とも共振する。なるがままにまかせなさい。ビートルズ解体の 危機の中で、しかし危機ゆえに激しく、深く絶唱されたこの曲は、小阪を勇気づけ、解放し、共感が書の中で炸裂した。「LET IT BE」は、魂が疾走するような書になった。疾風のような作品になっていた。
 今度の依頼者も初めは「LET IT BE」を所望した。それをやがて「BELIEVE」へと変更する。
 「やっぱり、これ、これしかない、信じるしかない、って、そう彼女(依頼者)は言ったんです。しばらく熟考したあとで」
 人はときにその一言にそれまでの全人生が響き渡るような、そのような深い一言をなすものだ。「LET IT BE」から「BELIEVE」へ。生の曲折を経てきた女性にとって、二つの言葉の間には無限ともいうべき深い淵が横たわっていたはずだ。そこを越える大 きな飛翔があったはずだ。小阪はそれを聞いたのだ。だから、書けた。高い、高い塔が立った。
 さて、限られた字数の中でもう一点だけ作品を紹介しておきたい。こちらはオーソドックスに漢字とかなの文である。作品に採られた部分を、全文ここに書き 出そう。こうである。「われらは全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免れ平和のうちに生存する権利を有することを確認する」。

日本国憲法の前文である。
明るい、心のこもった書なのである。

         
         2008.1.10        
             Tadakatsu Yamamoto
                         批評紙 シュプリッターエコー より


書家として今日まで活動を続けてこられたのは、1999年春の初個展に神戸新聞文化部記者であった山本忠勝氏が拙書を認知してくださったからである。まさに私にとって書活動の『命』の『恩人』である。
2008年1月5日から10日の『女流展』に御来場・御高評をいただきました。

冷えきっていたカラダの内からなんだかエネルギーが湧いてきました。
 創作和居酒屋
 「なだ番」

 阪神御影南側 
 07年6月新装開店


 *東京ミッドタウン「HAL YAMASHITA東京」のルーツです。


    
インターネットでなんでも出来てしまう今の時代に、アナログの極地である墨色の世界に身を置く心地よさに多くの人々が気付きはじめていると思います。
 女の体・精神を通過し昇華して表れる拙書作品に親しんでみてください。
きっと墨色の中の光に包まれる心地よさを体感して頂けることでしょう。
TOA Gallery 「女流展」より  


BELIEVE



WAR IS OVER
IF YOU WANT IT

 東京ミッドタウンに開店したHAL YAMASHITAのVIP ROOMに
 作品が搬入されています




      
活動報告
2008 1月5日〜10日 小阪美鈴新春書展
女流ー神戸からの発信
神戸で活動する女流歌人平和活動家 小橋かおる
俳人叶 夏海の作品を書きました。

新年早々のご来場ありがとうございました。

詳しくはこちら
神戸元町TOR GALLERY
神戸市中央区北長狭通3-12-13 078-391-1228
小橋かおるHP「花と爆弾」
1月10日 17時より 放映  SUN-TV「ニュースシグナル」
平松愛理さんの震災関連コーナーにて、菱の実ギャラリー展示作品製作風景 及び拙宅での平松愛理さんとのトーク 書作品が紹介されました。
詳しくはブログをご覧下さい
1月10日〜2月8日 「震災の記憶」vol.4
あの日から年月は流れて行っています。今もなお思い出すたびに涙する「神戸人」の思いを書作品に発表しました。
菱の実ギャラリー
神戸元町「大丸」西南角三菱UFJ信託銀行ショーウィンドウ
6月2日〜6月27日 企画展「光を孕む書」
期間中御来場頂き有難うございました。
心強いお励ましの言葉と温かいご支援を心より有り難く感謝申し上げます。
ウイザス芦屋 男女参画センター
JR芦屋 大丸東側
6月19日〜6月24日 企画展「和モダンの暮らし」
Arts & Crafts
JR神戸駅 西

神戸市中央区中町通3丁目1-8-202
ライオンズステーションプラザ神戸2階
TEL/FAX:(078)371-1910
     7月27日  夏休み親子でチャレンジ  
       昨年に続き、親子で部屋に飾れる作品を作りました
伊丹・スワンホール
 
     11月2日〜11月4日  自宅小鈴房展 vol.7 anniversary event  
   2009  1月8日〜2月9日  「震災の記憶」vol.5  
      菱の実ギャラリー
神戸元町「大丸」西南角三菱UFJ信託銀行ショーウィンドウ
 
     '08.6月〜'09.1月  伝統文化書道教室  
       終了しました 詳しくはブログで
 
     10月30日〜11月4日  ゆめや個展  
       神戸三宮ゆめや  
    11月12日  講演「小阪美鈴の書の世界」  
       伊丹市退職教職員会     パフォーマンス有
 伊丹・スワンホール
 
     11月16日  「書のパフォーマンス」  
       趣味の呉服・古典着物「葵屋」創業60周年記念イヴェント  
   2010  `09.6月〜'10.1月  伝統文化書道教室  
       終了しました  
     1月9日  神戸新聞掲載  
     1月10日  毎日新聞掲載
朝日新聞掲載
 
     1月12日   「震災の記憶」放映  
        サンテレビ  ニュースシグナル  
     1月14日  NHKニュース神戸  
         展覧会のお知らせで、震災の記憶作品が紹介されました  
     1月22日 23日  東広島市賀茂カントリークラブでの「森繁久彌追悼展」を拝見し「人間・森繁久彌」を実感する。  
     1月25日   神戸新聞掲載  
活動予定
   2010  1月8日〜2月8日  「震災の記憶」vol.6
 
      菱の実ギャラリー
神戸元町「大丸」西南角三菱UFJ信託銀行ショーウィンドウ
 
    11月初旬    ゆめや個展  
         
 書ART DVD

書家 小阪美鈴の軌跡とも云うべきDVD
 
 かねてから念願でありましたプロモートの一環として活用したいと考えています
 

VIDEO DVD & PHOTO CD

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TOPIC
 

タイトル字 BIREI
 「世界文学のスーパースター 夏目漱石」 

 ダミアン・フラナガン著 講談社 \1680(税込み)



友人のダミアン・フラナガン氏の書かれた新刊です。
夢中になって読みました。
夏目漱石がイギリス人である彼の人生を決めたといっても過言ではありません。

日本人の間に権威として横行している夏目漱石論を世界的な平衡感覚でばっさりと斬ってあります。

文学を「世界を変える実存」と彼は言っています。
ユーモアもあり、貴方は本の中に吸い込まれていくでしょう。

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