英版漱石の題字担当 

             −書家 小阪美鈴さん(神戸市)

 夏目漱石の「倫敦塔」「坊っちゃん」「門」の英訳がこの秋、英国で出版されることになり、その題字を書かせてもらいました。

 翻訳者の文芸評論家ダミアン・フラナガンさんは西宮在住で、私の書の教え子。その縁で依頼を受け、漱石と向き合うことになりました。

 小説を読み返し、坊っちゃんの舞台になった松山を訪ねて感じたのは、明治以降の日本がたどった「近代」が漱石作品には描かれていること。
 そして漱石自身の持つ品格の高さ。その品格を自分の中の「縦線」とすべく、心を無にし、漢字を知らない英国の人にも、何かを感じとってもらえれるのでは、と思っています。

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