阪神大震災11年:書家・小阪さん、思い込め「命の足跡」
       −神戸の信託銀に /兵庫

 ◇亡くなった書道教室生しのび

 神戸市須磨区の書家、小阪美鈴さんが神戸市中央区西町の三菱UFJ信託銀行神戸中央支店ショーウインドーにある菱の実ギャラリーに阪神大震災11年のメッセージを込めた書「命の足跡」を展示した。
 震災で東灘区の書道教室で教えていた小学2年生の女の子が亡くなった。書道教室の建物が避難所として使われたため、教室は一時中断したが、現在は当時の女児の同級生らが高校生となって通っている。11年の日々を振り返った時、「あの日で止められてしまった命の足跡、あの日から歩み続ける命の足跡がある」という言葉が浮かんだ。

 「魂は亡くなっても決して消えることはない。生きている私たちができるのは、日々をしっかり暮らしていくことだ」という思いを込めて書いた。

 2月10日まで。かなのみで般若心経を丸い形に記した「かな心経」も飾る。震災10年の昨年は同じギャラリーに「愛も死も余震の中で思い知る」という書を展示した。小阪さんは「毎年、この時期に私なりの『1・17』のメッセージを発信していきたい」と話している。【山本真也】
SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ ライブチャット ブログ